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ハンドメイドアクセサリー・ジュエリー製作で使う接着剤について
「パールを接着したい」
「接着剤の種類がたくさんあってどれを選べばいいの?」
「接着剤の使い方を知りたい」
といった方に向けてお伝えしていきます。
業界でスタンダードであり、僕が長年使ってきた信頼のある接着剤になります。
パールの接着用途で一番オススメ接着剤
▲ずばり!長年使ってきて、こちらの5分硬化のタイプに落ち着きました。
▲30、60分タイプなどもあり、接着した後きれいに吹き上げるのに時間がかかってしまう場合はそちらでもよいかもしれません。
あれつ、貴金属って書いてないじゃん⁉
金属使用可と書いてある接着剤でもたいてい貴金属は不可となっています。
貴金属を正式にサポートしている接着剤は大手の物でもありません。
賠償問題など責任をとれないという理由であると考えられます。
貴金属は単価が高いので請求がたくさん来たら大変ですもんね。
ですので、あくまで自己責任ということになっちゃいますが、業界のスタンダードであり、実際は大丈夫です!
みんな知ってるハイブランドもさんざん携わってきましたが、パールの接着にはこのエポキシ系2液混合タイプを使っています。
あと関係ないけど、ダイヤ系とかは紫外線硬化樹脂を仮留めに使ったりします。
ハ〇ー・ウィ〇〇〇ンとか結構、積極的に使ってますね。
使い方
基本事項として
用途
日曜大工
プラモデルの制作、補修
金属模型の制作、補修
釣り具の制作、補修接着できるもの
金属、陶磁器、硬質プラスチック 等
※ガラスの場合、硬化収縮でひびがはいることがありますので、10mm×10mm以上の接着には使用しないでください。
※貴金属や高価格品の接着には使用しないでください。
※皮ふや飲食物が直接触れる部分の接着・補修には使用しないでください。
※接着面が小さい部分(眼鏡フレームなど)には充分な接着力が得られません。
※生物を入れる容器には使用できません。接着できないもの
ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、軟質塩化ビニル、フッ素樹脂、ゴム 等
接着面の汚れを落として乾燥させます
接着する面のゴミ・サビ・油などの汚れを落としてよく乾燥させます。
接着面の汚れ、油分はとくに接着のはがれの原因になるのでしっかり油分をとっておきます。
1.接着剤を出します
メモ用紙に出して、つまようじで混ぜます。
このとき、
白色のパッケージのAが青の液
赤色のパッケージのBが透明の液
です。
このBの透明がやっかいで、ちょっと押しただけでもどんどん勝手に出てきます。
ですので、同じ分量を出そうとしたとき力加減が必要になります。
また、フタを閉じるときにはティッシュなどでしっかり綺麗にしてから閉めないとベタベタになって汚くなってきます。
綺麗にして使っていきましょう。
2.とりあえず必要な分をとる
ホントは一気に混ぜたい。
性格上、昔は混ぜてました。笑
ですが、複数個所を付ける場合は一気に混ぜると確実に間に合いません。
接着と拭き上げはセットになる為です。
ちょっとでも固まり始めると、拭き上げ面が濁ったりして、水が流れたような綺麗な感じになりません。
また、調整などで後から必要になってきたり、追加があったりするので使う分を取りながら使っていくという手順をおすすめします。
3.混ぜる
面で混ぜる意識でしっかり混ぜます。
よく水あめを練るような、泡でちょっと白色になる感じのイメージです。
塗り終わって固まる頃には、綺麗な透明になるので安心してください。
4.面で混ぜたものをこそぐ
集めてきて接着面に塗ります。
5.接面からはみ出た分を拭き取る
ティッシュなどできれいにふきとります。
そういえば、においについて
今となってはマヒってまったく何も感じませんが、最初の頃、においが気になっていた記憶があります。
A液B液系のエポキシ系接着剤はどれもにおいはあります。
慣れはあると思います、今では全然気にならなくなりました。
よくあるのですが、
乾燥した接着材が残った状態でロウ付け(溶接の様な感じ)しようとして、火であぶるとにおいが出るので注意しましょう。
手についた時
ベトベトして良い気分ではないですね。
よく拭き取るか、ラッカーシンナーか除光液をつけて拭く感じになります。
▼ちなみにラッカーシンナーの記事はこちら
こんにちは! ジュエリー職人のクリエイターT(@Creator_Tweet)です。プロフィールはこちら 今回はラッカーシンナーやベンジンについて。 「アクセサリー作りで何に使うの?」「有毒性と実際に使い続けてどうなの?」 といった方[…]
さいごに
いかがだったでしょうか?
エポキシ系の接着剤がおすすめなのですが、長年使ってきた実績のあるハイスーパー5をご紹介いたしました。
ぜひ使ってみてくださいねー。
それでは、ご参考になったら嬉しいです!
すべてをまとめました
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