こんにちは、ジュエリー職人のT(@Creator_Tweet)です!プロフィールはこちら
「なんで、すり板・クランプが必要なの?」
「彫金の作業机を買うのはちょっと・・・でも彫金やアクセサリー作りで手軽に使える、初心者向けの物はどれがよいのだろう?」
といった疑問にお答えます。
●本記事の内容
・たくさんある中でシーフォース クランプスリ板セット テーパー型がおすすめ
・スリ板は作業内容で使い分けた方が良いけど基本はやわらかいホウ材でOK
それでは順を追って説明していきます。
スリ板とクランプ
▲このように机に固定してやすり掛けをしたり、作業をするうえで必須になってきます。
本当はかなり力がかかるので、スリ板を固定する部分が机と一体になっている作業台の方がいいですが、そこまでは・・・って方も多いと思うので手軽で良いですよね。
スリ板とクランプはなんで必要なの?
アクセサリー・ジュエリー作りですごく重要になってくるのは「固定すること」です。
正確なやすり掛けやのこ引きで重要なのは、道具を扱う方に意識がいきがちですが固定する手の方です。
だから空中で削ったりするのはナンセンスなんですね。
この固定の意識は、すべてのものづくりに持ち込んでいっても通用します。
一番おすすめ スリ板・クランプセット
▲作業机のイメージに近くコスパもよいのがこちら。
※amazonは扱いがないので注意
▲のこ引きする場合はこのように糸のこかのこぎりで切り込みを入れて、引き切りするとうまくいきます。
最初から切り込みの溝が入っているものがありますが、細かいパーツを扱う彫金やアクセサリー・ジュエリー作りの場合には、ゼロになる部分があったほうが細かいのまで対応できます。
短くした方が使いやすいイメージがありますが、スリ板は消耗品でもったいないって場合はそのままでも良いと思います。
使い方による、樫よりか柔らかいホウ材ですが、5~10年はスリ板を変えないで行けると思います。
▲こういった交換パーツのすり板だけも売っていて便利です。
※amazonは扱いがないので注意
切り込みとかめんどいぞ!
▲切り込みとかめんどいぞって方で一番おすすめはこちらですね。
切り込んである溝が狭いので、やすり掛けにも使えるし良い感じです!
※amazonは扱いがないので注意
クランプの取り付け時
しっかりと固定しなければならないので、力を入れて固定することによって机が傷つきます。
作業台として使うなら傷がつきまくるのは覚悟しておいた方が良いのですが、この机はなるべく傷つけたくないぞーって場合には、
▲このように机との間に革や木の木っ端などはさんで、固くしめまくりましょう。
スリ板の高さ問題
▲このような作業机はだいたい90cm~1mくらいの高さがあります。
座ると目の前にすり板が来るような感じです。
これでも猫背みたくなる(職人あるある)のですが、取り付けようとしてる机が低いと、かなり背中が曲がって作業どころでは無くなる可能性があります。
なるべく高さの高いものを専用にチョイスするのがおススメですが、こんなのもあります。
▲だいたい25センチくらい高さを上げられるかんじですね。
力を強めに加えた時に少しバネってしまうのが懸念事項ですが、高さを優先する場合にはおすすめです。
スリ板クランプセットはこんな人におすすめ
作業机は買わないまでも、アクセサリー・ジュエリー作りや彫金をやられる方には必須になってくるものになります。
今まで無くて、なんか加工がうまくいかないなーって方におすすめですね。
値段もお手頃なのも良い感じ。
こんな人におすすめしない
逆に本気度が高い場合は、中途半端にスリ板クランプセットを買わないで、作業机を買っちゃった方が良いですね。
かなり力を入れて作業する場合は、やはり作業机の方がよいかもしれません。
さいごに
色々ある中で、コスパ最高なスリ板クランプセットの話でした。
固定は大事なのでぜひチェックしてみてください。