ジュエリー職人のT(@Creator_Tweet)です。プロフィールはこちら
今回はあると便利、ある意味最強のやすりのダイヤモンドやすりについてです。
「色々な種類があるけどアクセサリー作りに適したものは?」
「ダイヤモンドやすりを使う上での注意点は?」
といった方に向けて現場の実際や、細かい機微をお伝えしたいと思います。
ダイヤモンドやすりの良いところ
なんでも削れる
地球上で最高峰の硬さを誇るダイヤモンド(工業用)が吹き付けられていて、基本すべての物が削れます。
なので焼きの入った鋼製の道具など、普通のやすりだと刃が入らないのでつるつる滑りますが、削れちゃいます。
方向性がない
普通のやすりで削るというのは押して削ります。
そのように刃がついているからです。
もっというと刃の付き方が押して削る、右斜め上方向に削るとやすり目を消す仕組みになっています。
ダイヤモンドやすりは方向性がないので、横方向に削らないといけない時に使えます。
ダイヤモンドやすりの悪いところ
剥がれ落ちる
ダイヤの細かいのが吹き付けてあるので、ハードに使ったりすると剥がれ落ちてしまいます。
経年変化などもあり、これに関してはしょうがないのですが少しでも長持ちする方法があります。
対策
僕の師匠のとっておきとして、最初使うときにダイヤモンドの粒子を食い込ませるです。
イメージとして、完成後はダイヤモンドの粒子が吹き付けられて、フワフワしてる状態。
買った最初、力いっぱいガーって引っかくように使うんじゃなくて、馴染ませるようソフトに使っていきます。
食い込ませる意識です。
おすすめのダイヤモンドやすり
細かいところを削る
百円均一でも似たのが売っているので、とりあえずそれでも大丈夫です。
紹介するこの精度の良い三角、すごく使えるのです。
切れなくなったやすりやスチールカッターの目を立てて復活させることができます。
またそれについては後日記事を書きますね。
便利な一本
すごく細かい作業には向かないですが、万能なサイズです。
この平らなタイプが表裏均等に使えて、非常に便利。
筆で言うと中筆のような感じで、使い方によっては小さい文字もかけるイメージでしょうか。
意外と細かくいけるじゃんのあれです。
アクセサリーをやられる方は使うかどうかわかりませんが、リューターの先端につけるゴム(シリコンポイント)をおろすのに使うのはこれです。
むしろこれメインで毎日のように使ってます。
ある程度場面がないと使いづらいのでこれをおすすめしました。
さいごに
ダイヤモンドやすりは便利であり、必需品でもあると思うので取り入れてみてください。
ご参考になったらうれしいです。
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