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DMM.makeさんでキャスタブルレジンの素材の取り扱いが始まりましたね!
「DMM.makeさんのキャスタブルレジンを鋳造するとどうなるのだろう?」
「キャスタブルレジンで出力をするとどんな感じ?」
「出力後の扱い方どうするんだろう?」
といったことについてお話していきます。
本記事の内容
●出力時に必要なひかえをとる時は注意が必要
●綿棒に水をつけて拭き上げでも結構綺麗になる
●あまりディテールがあるものは適さないかも
●いざキャスト(鋳造)!→結論、プラチナは失敗
●キャスト屋さんもDMM.makeさんもスーパープロなのでどっちが悪いとかは無い
●新素材がどんどん追加されるなど、やはり造形出力はDMM.makeさんがおすすめ
まずキャスタブルレジンを鋳造した結果から
それでは順を追って説明していきます。
データをキャスタブルレジンで出力してみると?
最終イメージはこんな感じ
出力上がりはこんな感じ
質感
普通の光造形とはまた違った、何というか「しっとり感」があります。
ジュエリー作りで使うワックスとは、また違った感じの質感です。
今まで感じたことないような質感、こんな感じなんかーってのが印象深かったです。
ひかえの除去
糸ノコで切っていくのがベスト
僕なんかは、めんどいからニッパーでバンバン切りたいタイプですが、慎重に糸ノコとかリューターで削り切っていった方が良いです!
ニッパーで切ると、繋がってる反対側も一緒に吹っ飛んでいって、本体がえぐれてるなんてことがあります。
けど、
わかってても、いけそうなとこはニッパーでやっちゃいます。
表面をきれいにする
加工していくと白く粉っぽくなるので、全体像を見るためにも何となく綺麗にしたいところです。
綿棒やティッシュに水を含ませて拭くだけで結構綺麗になります。
普段使うラッカーシンナー系も試しましたが軽くなら大丈夫そう。
あまりディテールがあるものは適さないかも
細かいディテールは潰れちゃうかもです。
いざキャスト(鋳造)!
今回はプラチナで鋳造しました
わーい、失敗じゃ😃!
光造形の樹脂は、スの領域を超えてボロボロになるのは知っていました。
今回はキャスタブルレジンだったのでうまくいくかなーって思ってたのですが、こんな感じになっちゃいました。
シルバーだったらキャスト時の埋没材が違うので、シルバーだったらうまくいくのか!?
削って、地金締めて、爪のとこにロウ(爪にスだらけは強度的に困る。汗)を流しまくったら何とかなりました。
写真の二本目は、
ダメだこりゃ、手で作った方が早えーわ。ってなって普通に作りました。笑
さいごに
けどDMM.makeさんはオススメ
今回こんな感じになっちゃいましたが、色々やり方を変えるとうまくいくかもしれません。
DMM.makeさんは新しい素材がどんどん増えていって頑張ってるな、本気でシェアを取りに行ってるなって思います。
3Dプリンターの日々進歩感がハンパなくて、自分で造形機を買うのは躊躇しています。
安いものではないですし、ジュエリー系は細かくて精度が必要なんですよね。
なので、アクリルの造形でめちゃ頼んでるのですが、ひかえも無くて綺麗ですごく良いです。
造形機自体の採算とか、出力時のオペとか考えると、DMM.makeさんは安いし精度が良いので、引き続きお世話になりたいなって思います!
▼DMM.makeさんはこちら
https://make.dmm.com/print/
それでは、ご参考になったら嬉しいです!