ジュエリー職人のクリエイターT(@Creator_Tweet)です。プロフィールはこちら
光造形の出力品は焼きゴムができない(加圧の問題)ので液ゴムが重要になってきました。
真空脱泡器と容器(デシケーター)の作り方について書いていきます。
僕自身苦労したので書いていきます。
用意するもの
真空ポンプ側
径を5/16″フレアで揃えました。
●イチネンTASCO TA132AF-2 チャージホース92cm青
●イチネンTASCO TA142XK 真空ゲージキット
●イチネンTASCO TA150YB オイル逆流防止弁付ツーステージ真空ポンプ
チャージホースにつきましては現在バルブ付きは売っていなかったため、バルブ無しの物です。使ってみてわかったのは、バルブはいりません。
容器(デシケーター)側
●圧力鍋の窯の方 Φ250×高さ215mm 5リットル
●20mmアクリル 270×320mm
●スポンジ状の切り売りゴム 2mくらい
●タスコ TA230D-2 隔壁フレアユニオン5/16
●シリコンのオーリング 4cp12
●水漏れ防止テープ 少々
経緯
細かいパーツやアクリルなどは東急ハンズで揃えました。
トータルで¥70,000くらいかかったかもしれません。涙
実は、この前に安価でできる、圧力鍋を改造して加圧式で試したんですがやめました。
シリコンゴムの泡を小さくする概念なんですが、ジュエリー用のは粘度が高いからか うまくいかず。
めちゃめちゃ高圧力にして圧力かけまくってやれ!と色々実験してたんですが、金属疲労とかで慣れたころに爆発したら嫌だなーとか思ったり。
・・・・
そしてアメリカのBest Value Vacsで組んであるやつ売ってるんですけど、ヘルツは違うは、電圧も昇圧機買わないとパワーでないとかで、やめました。
知識のある人で、めんどくさい人はよいかもしれません。
We ship world wideって言ってるんで買えそう。
てなわけで日本製ので自分で組もう!ってなりました。
なので僕は圧力鍋なのですが、2~3mm厚のステンレス鍋とかでも平気だと思います。
真空ポンプの知識は本当ないので、タスコで統一、口径をフレア5/16に統一しました。
今回買ったポンプの良いところは
1.内部に2段フィルターがあって外部にオイルミストの吹き出しがほとんど無い
2.狭い室内での使用でもオイルミストを全く気にせず作業ができる
3.やはりパワーがある方が作業性が良い
ということに後から気づきました!
製作開始
まず穴開けます。
結構穴を大きくするので大変かもしれません。
ステンレスの場合は硬いのでもっと大変だと思います。
こちらは、ダイヤモンドポイントで削りました。
隔壁フレアユニオンでホースと鍋をつなぎます。
水道用の水漏れ防止用テープをねじ部に、あとシリコンのオーリングをワッシャー代わりにはさんで固くしめました。
けど機密性が怪しかったので、セメダインスーパーX(余談ですが、バラバラになった水入れの陶器を接着しても水漏れなくてすごい!)で隙間なくしてやりました。
写真はやる前▼。
スポンジを貼ります。
写真が前後してしまってすみません(*_*)
真空ゲージキットとかつなぐ。
完成
アクリル板
レジンやる方には有名な話みたいで、サランラップ何となく巻まきましたが、シリコンだったらいらないです。
傷予防には良いかもしれません。
追記:
途中の空気解放に便利なバルブをつけました。
こちらはホームセンターで買ったもので、電源をオフにしないで常圧に戻せるので便利です!
▼こちら使ってる様子、ジュエリー用途向け
すべてをまとめました
【プロ直伝】ハンドメイド アクセサリー作りについて 記事まとめ T こんにちは!ジュエリー職人のクリエイターTです プロフィールはこちら アクセサリー製作をやられている方や、ジュエリー製作でプ[…]